アニエスの工房～流され少女の工房日誌～　レビュー【AQ organization】

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アイテムで戦うクリエイトRPG！

片田舎で妹と共に薬屋を営んでいたアニエス。
比較的平穏に暮らしてはいたものの、彼女のたった一人の家族である妹は、
意識せず眠ってしまう奇病「眠り姫」に侵されていた。
ある日、薬草を摘みに行ったアニエスは師匠ベルと再開する。
それがきっかけとなり、ベルは自分の借金を返済するためにアニエスを利用する形で、
アニエス自身は、妹の奇病を治すため、冒険者となり奔走をはじめるのだった。

◆妹の病気を治すために健気に頑張るお姉ちゃんは
エッチなことも健気に頑張る続きを読む◆

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このゲーム「アニエスの工房」はイメージ通り、アイテムのクリエイトが中心のゲームとなっている。
最初は材料も作れるアイテムも少ないため、通常攻撃は魔法に頼る普通のRPG然とした様相を見せるが、
中盤以降からはガンガン強力なアイテムを使用することができるようになり、
効率とリソースの管理を天秤にかけながら戦っていくことになる。
また、消耗品を使用することで起こせるバッドステートの付与が非常に強く、
かつ一辺倒にはできないよう調整されており、戦略的な戦闘が楽しめるだろう。

行けるダンジョンの数は実に9種類。それぞれに採取スポットが多数あり、とれる素材も違う。
アイテム集めをしているだけでもかなり楽しめるのではないだろうか。
さらに、ストーリーの進行にはアイテムを採取、作成して納品することも必要になるので、
自然とクリエイトとストーリーの進行が一体化している。
一応、戦闘一辺倒でも進むことはできるのだが、かなり効率が悪い。
逆に、ボスも倒さなければいけないので採取だけでは進めない。
錬金術師たるもの、文武両道でなければならないのだ。

Hシーンは比較的シンプルだが、シチュエーションを生かして薬物を使ったプレイが多い。
といっても、キツいものはないので安心して欲しい。いわゆるキメセクのようなものではなく、
眠姦や軽い洗脳程度に留まる。
柔らかなタッチのイラストと、ヒロインの王道な姿形もあいまり、敷居は低いだろう。
ただ、「流され」というよりは「騙され」てエッチなことをされてしまうことが多い印象はあった。
また、妹にもHシーンがあるので、こちらが好みの人も安心してほしい。

総評としては、ボリューミーなアイテムクリエイト型RPGにおまけとは言えない程度に
しっかりとしたHイベントがついているRPGというところだろうか。
ストーリーも読みやすく、王道的な良さがあり、一本道なこともあって
感情移入しやすいだろう。
ヒロインであるアニエスも性格に癖がなく、純粋な可愛らしさが煮詰められている。
表情差分も複数あり、怒っている表情のむっとした表情が個人的にはツボだった。
ちょっとしたリアクションを取るときのセリフが複数種類用意されておりランダムで選択されたりと、
芸の細かさもポイントが高い。
ぱっとみて、ヒロインが気に入りそうであれば是非プレイしてみてほしい。

（レビュアー：ローラン）

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